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噴出す社会矛盾。青少年による悲しい殺傷事件の数々…
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【事件の概要】
「寒さに耐えられなかった」と自宅の室内でたき火をして全焼させた男(59)が、愛知県警に逮捕された。男は無職で収入がなく、電気やガスも電話も止められて、119番もできなかった。

この記事を紹介した民放テレビのワイドショーによれば、男は年金暮らしの母親と2人で暮らしていたが、母が死去してからは1人暮らしであったという。

部屋は散らかっており、すぐにでも燃やせる紙くずなどが大量に散乱していたという。男はなんと、燃えるものを床の上に置き、そこに火をつけてしまったらしい。だからこそ、あっという間に、延焼してしまったということだ。男の家は一戸建てで全焼してしまったが、幸い近隣への延焼はなかった。

◆日刊ゲンダイ
愛知59歳 失火男の「罪」
http://gendai.net/?m=view&c=010&no=20340

【事件へのコメント】
50代で無職という場合、そこへ至ったいろいろなケースが考えられるので、男性が引きこもり・ニートとは断定できませんが、「床の上に燃せそうなものを置き、そこに直接火をつける」という短絡的な行動をとったことから、まっとうな生活の知恵と、思考回路を身につけていなかったのでは、と思います。
言うまでもなく、室内で焚き火をすることは極めて危険な行為であり、鍋や火鉢を燃やすものの下に置いたとしても、炎は意外と高く立ち上るので、炎が天井に達すれば、あっという間に火災に繋がってしまいます。

つまりこの男性は、長年自分の面倒を母親に見てもらっていた状態が続き、それらの知識を身につけることができなかったのでは…と想像してしまいます。悲しい引きこもり・ニートの末路と言いたくなる事件でした。それでも餓死(孤独死)や、絶望して自殺、ヤケを起こして事件を起こすよりは穏便なケースかもしれません・・・(幸い火災の被害は、この男性の家一軒のみで済んだようですし・・・)。

さらに言えば、自治体の福祉・民生委員は、母親の死だけに目を向けず、同居の子供が50代で、なぜ無職なのかについても、掘り下げて考え、「支援」した方がよかったのではと思います。団塊世代のリタイア→老後を迎えるにつれ、このような事件は増えていきそうに思います。今回は死傷者が1人も出なかった事件でしたが、「引きこもり・ニートおやじの困った事件」などと、軽視してはいけない事件であると思います。

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はじめに・・・
「事件を起こすのはごく一部の人です」。不登校・引きこもり・ニートの当事者が事件を起こすたびにマスコミが騒ぎ、専門家はその火消しにまわる。でも火消しをすればするほど、不登校・引きこもり・ニート当事者の事件が強調される。
当事者は辛いんだから、大変なんだから、事件は起きて当たり前。その視点から始めないと、真実は見えないし、解決も支援も無いと思う。
学校(社会)・家庭・他人・自分全て駄目!!を経験した筆者がお送りします。

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